<使用方法>
取扱の注意
裏側の電子回路がむき出しになっています。コーンが柔らかく扱いにくいですが、
(1)図のようにコーンの部分を持ち、裏側の特にセンサ部分の基板には触れないように注意ください。
(2)また、配線を引っ張ったりしないように注意ください。
1 設置
(1)電源スイッチをON(上側にスライド)します。
スタート制御装置はソフトウエアのバージョン、検知装置はソフトウエアのバージョンと機器NO.(NO.1またはNO.2)が表示されます。
(2)検知装置を、計測位置のライン上に置きます。センサがラインに垂直の方向になるようにします。
(3)バントナル付きの場合は、バントナルのプラグをスタート制御装置のジャックに取り付けてから、バントナルの電源スイッチをいれ、最後にスタート制御装置の電源スイッチを入れます。
下図は検知装置の作動例(計測表示例)です。
3 検知装置の機器NO.設定方法
検知装置の機器NO.の設定方法です。一度設定すれば普段の練習毎の設定はありません。
4 注意事項
(1)焦電センサがマーカーコーンから脱落した場合、取り付け方向に注意しながら取り付けなおします。
(2)アンテナをなるべく、伸ばすようにしてください。
(3)スタート制御装置と検知装置の通信距離限界は80~100m程度です。 限界距離付近では、安定作動のためスタート制御装置を3脚等で高い位置に設置してください。
(4)走るレーンの注意事項
レーンの両側の走者が通過するタイミングで焦電センサが反応します。 一方、感度がいいので、その隣のレーンで走者が走っても反応してしまいます。以下注意お願いします。
①ジョギング等をしている人等が近くを走っている場合、スタートタイミングをずらす。
②3人以上で走る場合、計測をしない人は、1レーン空けて走る。(6,7レーンで計測する場合、5,8レーンでは走るのを避ける。
<故障かなと思ったらまず確認してください>
1 スタート制御装置
(1)スイッチを入れても表示がされない。タクトスイッチを押しても音がでない。
電池の配線が外れている。
電池の配線が逆
電池の向きが逆
電池が消耗状態
その他の基板につながる配線が逆についていている。
無線装置のコネクタが逆についている。
(2)音が出ない
スピーカの配線が外れている。
注:適宜「製作例」の写真と比較してください。
(3)バントナルをつけているのに”バン”とならない。
バントンルの電源スイッチが入っていない。
それでもならない場合は、スタート制御装置の電源を一度OFFにしてみてください。
2 検知装置
(1)スイッチを入れても表示がされない。タクトスイッチを押しても音がでない。
電池の配線が外れている。
電池の配線が逆
電池の向きが逆
電池が消耗状態
その他の基板につながる配線が逆。
無線装置のコネクタが逆についている。
注:適宜「製作例」の写真と比較してください。
3 作動
(1)30m付近では作動するが、60m程度では通信しない。
アンテナが上向きに伸びてない。
(2)70~100m程度で通信しない
スタート制御装置を3脚等に取り付けて高さを確保してください。
(3)片側のセンサは正常に反応するが、片側が反応しない
焦電センサがマーカーコーンから外れてしまっている。
焦電センサの●印がスタート位置の方向に向いていない。
(4)センサが過剰反応する場合
センサ部分の発光ダイオードが人が通過しないのに点滅等してしまう場合)は、以下のア、イをためしてみてください。
ア 可変抵抗を調整してください。
<マイコン交換方法>
プログラムのバージョンアップを反映したマイコンへの交換方法です。
1 準備
プログラム更新されたマイコンとマイコン取り外し工具がそろっていることを確認します。下図の例では、S0706がスタート制御装置用マイコン、S0716が検知装置用マイコンです。
スタート制御装置の基板取り付けねじを外します。
2 マイコンとりはずし(スタート制御装置)
工具を使って、マイコンをとり外します。
ア 配線を引っ張らないように注意してください。
イ スイッチ部分は折れやすいので触れないように注意ください。
ウ 外したマイコンはスタート用マイコンであることをペイントやシール張る等で識別しておきます。
3 新しいマイコンの装着(スタート制御装置)
足を折らないようにセット、確実に押し込みます。
ア マイコンには片端に切り欠きがあります。切り欠きがあるほうが下図では左側に来るようにセットします。
イ 配線を引っ張らないように注意してください。
ウ スイッチ部分は折れやすいので触れないように注意ください。
4 検知装置のマイコン交換
こちらもまず、工具を使って、マイコンを取り外します。 次に新しいマイコンをセットします。
ア 検知装置のマイコンはNO.1でもNO.2でも同じです。
イ 切り欠きが左側に来るようにセットします。
ウ 外したマイコンは検知装置のマイコンであることをペイントやシール張る等で識別しておきます。
5 動作確認
それぞれ、スイッチを入れて新しいバージョンの表示が出てくればOKです。スタート装置はナットを締める前に作動確認しておきます。
6 スタート制御装置ナット付け
スタート制御装置の基板を元通りにとりつけ、ナットを締めます。
各コネクタが外れてないか、外れかかってないか確認します。最後に再度スイッチを入れて新しいバージョンの表示等が出てくるか確認します。
<焦電センサ基板の交換方法>
焦電センサの出力が不安定で、清掃等しても改善されない場合等で、焦電センサの基板の交換が必要な場合、次の手順で交換します。
1.ねじを外して、フレネルレンズから基板を取り外す。
2.交換用の基板を取り付け、ねじ止めする。
3.基板の白マーク位置に合わせて、フレネルセンサにマーキングをする。
以前のマーキングと同じであればそのまま。 180°角度が異なれば以前のマーキングを消します。