通過タイム計測装置

赤外線式の通過タイム計測装置です。

 

 マーカーコーンの左右に取り付けたセンサで人体の赤外線を検知し、通過タイムを計測するものです。

 マーカーコーン型検知装置をライン上に置くことで、ラインの左右二人のラップタイム(30m、60m、80m、100m等)を計ることができます。

 スタート地点の制御装置がスタートまで誘導します。制御装置のスタート音と同時に検知装置はタイム計測を開始し、人の通過をセンサで検知すると、その時のタイムを記録します。タイムはマーカーコーンの表示器に表示されます。

 検知装置に記録されたタイムは、制御装置に一括して取り込み、表示することができます。

 

<2019~2020年型>

 次項の2018年度型に対し、ハードウエアについては、無線装置を価格の安いTWE-Lite-REDに変更、スタートまでの誘導を音声に変更し、また、ソフトウエアについては、パソコンで12台までの検知装置のデータを取り込めるよう変更しました。 使用例と各機器のフローチャートを紹介します。

<2018年型>

 エレキジャックという雑誌に投稿した通過タイム計測装置は、「構成品が多く製作に時間がかかりそうなので、自作する気にならない。」とのご指導をいただいたので、作動電圧を3.3Vに統一、CPUを変更、音発生はシンプルにする等の簡素化の工夫をする一方、無線装置は最近話題となっている920MHz帯のIM920を採用する等、大幅な変更をしたものを試作しました。

 回路図、フローチャート、プログラムの紹介、および、製作例を紹介します。